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2012年、アイドル〜ハロプロにはまってもろもろ。

タイムリピートの「名前」と「数字」 #TR永遠君

演劇女子部『タイムリピート〜永遠に君を想う〜』に出てくる名前と数字について記録しておく。

※以下、ネタバレあり。

名前

イムリピートの物語が展開するのは銀河連邦。そこに登場する人物は英名・和名が混在しているが、敵国であるロア帝国の人名はドイツ語で統一されている。そのため、ここにその名称と考察を記録しておく。

ヨハン・フォン・ヴェルナー

宇宙物理学者ソーマの本名。ロア帝国から亡命してきたソーマが、タイムリピートの存在を証明するためにルナに教えた。

語源はおそらく、20世紀ドイツの物理学者ヴェルナー・フォン・ブラウンだろう。

フォン・ブラウンは「ロケットの父」と呼ばれる人物で、宇宙物理学史を紐解けば必ず出てくる名前だと思う。最初はただロケットを作って、いつか宇宙へ行きたかっただけなのに、ナチス・ドイツに軍事利用され、「ロケット型兵器」の開発を命じられた。

しかし戦争は敗北。終戦後、フォン・ブラウンアメリカへ亡命することになる。この辺りまでは昔読んだ本に載っていたので、「ヴェルナー」というファーストネームが有名ではないにしろ、ソーマがロア帝国から亡命してきた設定で気付いた人も多かったのではないか。

ハンナ・アルベンハイム

鉱物学者ルナの本名。ロア帝国のスパイだったルナが、同じくスパイのエマに告げられた。

語源についてはストレートには見つからない。ドイツの人名には存在するようだが、きっとソーマと同じく意図があると思われる。

アルベンハイム=albenheimは、古いドイツ語で北欧神話のエルフヘイム(妖精郷)を指す。ただ、やはりそれもそぐわないと思う。ここからは完全に推測になるのだが……。

"heim"はドイツ語で「家」だ。では"alben"はというと……たまたま昔ラテン語を少しかじったことがあるのだが、"alben"の活用前の形"alba"はラテン語で「白」を意味する。アルビノとかもそれが語源だ。調べてみると、ラテン語からルーマニア語アイスランド語などにも継承されているらしい。

つまりアルベンハイムは「白い家」。この名前は、多くの創作物で「子供を実験目的で育成する施設」として頻出する。もしこれが本当なら、ルナに与える名前として相当に酷いネーミングだ。しかし、そもそも「白い家」の元ネタはなんだろうか?

調べて見ると、2つの語源にたどり着いた。1つはナチス統治下のアーリア人増殖施設である「レーベンスボルン」を題材にした映画の中で「白い家」という姉妹施設があったということ。もう1つは、アウシュビッツ収容所に存在したガス室の名前だ。

もし…もしこれが本当なら、命名者は相当に気が狂っていると思うのだが、さすがにそこまでは無いと信じたい。ただし……。

エマ・シュヴァルツ

通信士ツグミの本名。ロア帝国のスパイ仲間であるルナに、エマ自身が告げた名である。

各種ファンタジーの中二名称として出てくる「シュヴァルツ=schwarz」は、ドイツ語で「黒」を意味する。ちなみに人名表記は"Schwartz"とのこと。

同様の人名は数多くいるが、フォン・ブラウンからの学者繋がりでは数学者のローラン・シュヴァルツという人物がいる。ただ、通信士であるツグミがその名を冠するのもおかしな話ではある。

なので、恐らくだが前述のルナの「白」と対になった命名として「黒」なのではないだろうか?とするとまたしても「アルベンハイム=白い家」説が信憑性を持ってしまうのだが、もしこれが本当なら太田善也くんは相当に歪んだ性格をしているだろう。

数字

イムリピートにはSFらしく、多くの数字が出てくる。これらは重要なものから適当に決めただろうものまで様々だが、二次創作をする上ではとても重要になってくるので、どこかの創作者の方達のためにここに記録しておく。

宇宙暦3255年

公式パンフレットによると西暦2387年に西暦を廃し、宇宙暦を採用したとのこと。その10年後が宇宙暦3224年と記載されているので、宇宙暦3255年は西暦2428年に相当する。今から410年後、まだ人類は生命の檻から解放されていないらしい。

ちなみに公式パンフレットにはプロデューサーの丹羽多聞アンドリウが、上記の設定も含めて色々と薀蓄を語っているので、本当に興味がある人だけ読んでみてください。興味がなければちょっと辛いです。

7000艘

ネオクリスタルを手に入れるために、銀河連邦が動員した宇宙船の数。敵国であるロア帝国も同じ数を動員した。

冷戦状態の国がどちらも同じ数の宇宙船を動員したというのもご都合感がある。まあ細かい話だ。

ちなみに2012年時点で、この地球上にある戦艦の数は673艘らしい。銀河連邦は地球を含む13の惑星から成るらしいので、ほぼ総動員した数字ではないだろうか。国防はどうするのだろう。

186日

エスペランサ号が出発して、ネオクリスタルが眠る惑星を発見するまでにかかった日数。

約半年の間、寝食をともにしてジンはアリサを好きになったんだな……みたいに思いを馳せることができる良い数字。きっと月に1回は飲み会でもやっているんじゃないだろうか。やっていてほしい。

翻って、今の職場で半年前に入ってきた人とどれだけ友好関係を持てているかと言うと、(そうでもないな……)という気持ちにもなる。

100億オーツ

エスペランサ号が発見した惑星に眠るネオクリスタルの埋蔵量。

ちなみにエスペランサ号が100万光年を航行するのに必要なネオクリスタルの量は0.01オーツ。どれも覚えやすい数字になっているのは不自然だが、脚本を覚える手間を省くためなのかも知れない。

※この項はやや記憶が曖昧です。誤りがあればご指摘ください。

1時間

エスペランサ号がネオクリスタルが眠る惑星を発見した後、着陸準備のために周回軌道に乗るまでにかかる時間。

惑星への着陸は、惑星に対して直角に突入するのではなく、一度周回軌道に乗ってから円を絞るように着陸するのが一般的だ。

20分

エスペランサ号がネオクリスタルが眠る惑星を発見した後、謎の小惑星に衝突し、大破するまでの時間。

ルナがタイムリピートで戻ってきた後、また爆発するまでの時間。ルナは永遠にこの20分を繰り返す。

5分

テルが船に細工をしたことがバレて逃げ出した後、爆発までに残された時間。また、テルがセキュリティルームに忍び込んだのも5分前である。

600モジー

謎の小惑星の大きさ。エスペランサ号の3倍とのこと。

100を超える国家

ロア帝国が非人道的な方法で銀河連邦の宇宙船を爆破した場合、黙っちゃない国家の数。

公式パンフレットによると、惑星国際連合は113の加盟国家から成るとのこと。国の単位は銀河連邦=1国。

300ユニオン

整備士のテルが、ネオクリスタルが眠る惑星を発見したらメインシステムに細工をすることで得られる契約金の前金。

1億ユニオン

上記の契約履行時の金額。

前金とは言えそこそこの金額を支払う必要があるので、300ユニオン=30万円くらいだと思っているのだが、そうすると1億ユニオンは1000億円ということになる。さすがに破格だが、どうせ爆発する船なので契約が履行されることはない、という考えで決めた金額だろうか。

70,000ベルツ

ネオクリスタルから発せられる「クオーツ波」の単位がベルツ。クオーツ波の強さが70,000ベルツに到達すると、小惑星の映像が流れ、ルナの脳に埋め込まれた爆弾が起動する。

「クオーツ波」の語源は、水晶の発振を指す「クオーツ」。「ベルツ」の語源は恐らく周波数・振動数の単位である"Herz"ではないだろうか。

65,000ベルツ

船内に爆弾が見つからず、小惑星の映像もない中でルナが「もうすぐ爆発する」と告げた時に参照した数値。

ソーマからは後に「なぜ爆発する時間が分かったの?」と質問された。

30,000ベルツ

テルが船に細工をしたことがバレて逃げ出した後、ルナが「爆発まであと5分くらい」と伝える時に参照した数値。

10,000ベルツ

ロア帝国のスパイに埋め込まれたマイクロチップが帝国の司令部に信号を送る際の閾値

これにより、ロア帝国はネオクリスタルを早期に発見できるようになっている。

まとめ

繰り返す時間は20分。

ハンナのネーミングは胸糞(かも知れない)

太田善也をゆるすな(かも知れない)