水玉小屋

2012年、アイドル〜ハロプロにはまってもろもろ。

三億円少女によせて

はじめに

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Berryz工房主演舞台、『劇団ゲキハロ第9回公演 三億円少女』を観た。

2010年の舞台を今更になってDVDで観るというのは、普段ならたぶんやらない。どんなに素晴らしい舞台でも、DVDになれば魅力が激減してしまうというのは、同じくゲキハロシリーズの『我らジャンヌ』のを観て実感してしまった。

それでも、一般発売していないバージョンのDVDを買ってまで観ようと思ったのは、この舞台の主演を清水佐紀(以下、しゃきたむ)が演じているからだ。

この舞台は“レインボー主演”という形式を導入していて、Berryz工房7人のメンバーが日替わりで主役を演じる。主役以外の配役も都度変更されるため、メンバーは2〜3役を演じ切る必要があり、とても過酷だったという噂は漏れ聞いていた。

一般販売されているDVDは菅谷梨沙子が主演のもの。今回闇市場で手に入れたものは、期間限定で販売されていたしゃきたむが主演のバージョンである。


推しが主役になる、ということ

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本題からはずれるけど、アイドルオタク、特にグループアイドルのオタクにとって、“推しが主役になる”ということはこの上ない喜びだと思う。

もちろん、グループ全体を応援する箱推しのオタや、主役でないポジションだから輝くと思っているオタもいるだろうし、主役とか脇役とか関係ねえ、俺の中ではあの子が常に主役だ、そういうオタもいると思う。

オタの愛は様々だけれど、自分にとっては、推しが客観的意味での主人公になることがとても嬉しい。お姫さま扱いされてほしい。自分の中のアイドル像は、お姫さまなのだ。逆に言うと、自分の中でお姫さま的立ち位置ではないけれど、大好きなガキさん新垣里沙)のことは、アイドル視はしていないように思う。

推しが主役になることを喜ぶ心理は、例えば我が子が学芸会の主役を務めると聞いた時のような感激や、好きな人の喜びが自分の喜びに感じることなどがあると思う。もちろん自分にもそれらの感情はあるけれど、よくよく考えると、自分はお姫さまになりたかったのかも知れない。それをアイドルに重ねてる部分は少なからずある。

僕はお姫さまになりたかった。(どんな結びだ…)


本題

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結論から言うと、観て良かった。買って良かった。初めての記憶がしゃきたむで良かった。DVDでも十分に表現物が伝わってきたし、DVDだからこその細やかな表情の変化が観られた。

個人的な悪いくせで、何にでもすぐケチをつけたがるんだけど、これは良かった。『ごがくゆう』は何だったんだ。好きな人ごめんなさい。

先週に観て、今日2回目を観た。たぶん、次に観るのはずいぶん先になりそうで、書きながら記憶にとどめておこう、と思い書き残しておく。

  1. ざっくり感想
  2. 心情の変化
  3. 「一希説」の考察
  4. 「依子説」の考察

以下、ネタバレを含みます。

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